訪問歯科診療は何故必要とされるの?

 

 むし歯と歯周病に代表される歯科疾患が放置されると、歯を失い咀嚼機能をはじめとする口腔機能の低下を招いてしまいます。しかも、この歯の保存状況と咀嚼機能の回復は、食べることの楽しみなどQOLに関わるばかりでなく、全身の健康生命予後にも強く影響します。

 8020運動(80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう)の達成率は約20%に過ぎません。多くの高齢者が義歯など咀嚼機能の回復が必要とされています。通院が出来なくなった方の大半は高齢者ですから、歯科治療の必要がある場合には、本人やご家族が歯科治療を受けることをあきらめることがあってはならないのです。

 通院が出来なくなっても、歯科治療が必要なときにはあきらめることなく、是非ご相談ください。

「終生ご自分のお口でおいしく食べられるように」